月別アーカイブ: 2011年6月

遺産分割審判(7)

裁判所から不動産の鑑定を行うので費用を振り込むよう手紙がきた。
その額30万円。
 
当事者全員に請求しているのなら合計90万円か。
結構なお値段だ。設計料と比べると。いや、比べちゃいけないか(^^;
 
そもそも全員が払うとは限らない。
手紙には審判の中で清算すると書いてあるのはそういう事も見越してのことだろう。
 
解決までまだまだ時間がかかりそうだ。

エコ論争の真贋

うっかり買ってしまった本です。エコ論争の本に温暖化の話題が出てくることに違和感を持ってしまったのですがおかしいかな。
 
エコ論争の真贋
著者:藤倉良
 
本書は、国内的にはゴミの減量、地球規模では温暖化と生物多様性、この三つの話題からなっている。
 
ゴミの減量について著者によれば、リサイクルが進んだ現在でも、
家庭から出るゴミの総量は減っていない。
市町村はごみ減量ではなく焼却灰を減らしたい。
最終処分場は20年ほどで焼却灰で満杯。
だから高額になってもリサイクルして焼却灰を減らしたい。
家庭ごみの容積の6割は容器包装プラスチック。
プラスチックは燃やすと灰はあまり出ない。
焼却灰を減らすという意味ではプラスチックのリサイクルはあまり効果がない。
にもかかわらず容器包装リサイクル法を作ってリサイクルさせている。
生ゴミを燃やすのにプラスチックが混ざっているほうが良く燃える。
焼却場では完全燃焼させるために石油を注いでいる。
プラスチックが混ざっていると石油の節約になる。
 
ここまで書いておいて、『では、リサイクルするのと焼却するのとではどちらがいいのでしょう。』と言う。しかしながらどちらがいいかは書いていない。
 
続けて『さて、容器包装プラスチックのリサイクルは環境に良いのでしょうか。』と同じような問題を提起し、
容器は捨てる前に洗わなければいけない。
よって下水処理が必要。
もしくは海や川へ放流され環境に悪い。
ゴミの収集回数が増え環境に悪い。
 
と、ここまで書いておいて、同じく良いのかどうかは書いていない。
 
ところが、ペットボトルのリサイクルの段になると、武田邦彦氏の考えに反駁する形でペットボトルのリサイクルは無駄とは言い切れないと言う。一体これはどういうことだろう。ペットボトルリサイクルも容器包装プラスチックリサイクルと同じ問題点を抱えていると思うのだけれど。
 
そして、レジ袋は海洋生物がクラゲと間違えて食べてしまうので、なくしたほうが良いと言う。こんな話なら科学者がする必要は無いだろう。
 
なんとも曖昧な不思議な感じ。
 
続いて地球温暖化
メカニズムとしては、二酸化炭素が地表面から放出された赤外線を吸収する。
吸収した赤外線を放出するとき、半分は宇宙へ、もう半分は地表へ返される。
これが温室効果。
 
1年間に全世界で消費される化石燃料による廃熱は、320エクサジュール。
原子力発電による廃熱は、32エクサジュール。
太陽から受ける熱量は、550万エクサジュール。
人工廃熱は太陽エネルギーの0.0064%で地球の気温にはほとんど影響を与えないのだそうだ。
 
しかし、ここまで書いておいて、二酸化炭素が吸収する熱量は何万エクサジュールなのかは書いていない。なぜ同じ尺度で話をしないのか。
 
話をまとめると、化石燃料を燃やして出る熱量では地球の気温にほとんど影響はないが、そこから排出される二酸化炭素は影響を与えるほどのエネルギーを蓄積・放出する。
 
肩をすくめるしかないなぁ。
 
最後の生物多様性
結局、生物が絶滅するとカワイソウだから問題なのではなく、人間にとってデメリットがあるからということらしい。
 
それはそれで清々しい。
 
著者は元環境庁技官だそうだ。なるほど読んでみると政府の意見に沿っているなぁ。真贋を言えるほど中立的な立場でもないし、真の方も贋の方も科学者なのだから「科学者の目でジャッジする」と言われてもね。

ウソを見破る統計学

統計学で世の中の嘘を看破る。そういう本なのかと期待して買ったのだが…。
 
ウソを見破る統計学 退屈させない統計入門
著者:神永正博
 
本の全体的な造りは統計学の入門書のようで、「統計学を身につけると、ウソが見破れますよ」という感じで、ちょっとガッカリ。
 
ウソを見破る例は、ほんの少ししか出てこない。その中の一つにBMIの話がある。日本では標準値を22としているが、実は25以上30未満の人の方が長生きだそうだ。ではなぜ22を目指すのか。それはこの値周辺の人に”生涯に使う医療費が少ない”=”健康”という評価をするから。つまり、医療費抑制のための標準値であって長寿が目的ではない。あるいは、25以上30未満の人を肥満という区分にすることで儲かる層があるという事かな。と、理解することもできるが、いいのかいそれで。ついでに書いておくと、18.5未満の人は最も生涯医療費が少ない。それは短命であることが原因として考えられるそうだ。
 
レントゲン写真を見ても素人にはちんぷんかんぷんなように、統計の数字を見ても専門家レベルの知識がないと本当の意味は理解できない。これを逆手にとって、都合のいい数字を利用する輩のなんと多いこと。と、いうか、数字を勝手に理解したつもりになって騙されるこちら側も悪いんです。読めるのと理解するのとは違うんだと謙虚にならないといけませんね。
 
はっきり言って、サブタイトルと違い退屈です。余程興味がない限りお薦めはしません。
 
ただし、前回読んだ本と同じく、子供の頃学校で、英語より統計学を教えてくれればよかったのに、と思うようになりました。数字に騙されないために。あ、でも教わったからといって、身につくとは限りませんがね(^^;

内窓付けてみた

ようやく我が家にも…と、いっても私の寝室だけですが内窓を付けてみました。
目的は、暑さ対策と防音。
 
木造、築30年。
雨が降ると御近所の樋から出る水の音がバシャバシャ聞こえ、風が吹くと金属製の雨戸がレールに当たってガタンガタンうるさくて眠りを妨げるような遮音性。
 
強風が吹くと、サッシの隙間を通る風がヒューヒューと音を立てるような気密性。
 
真夏の夜、室温26度まで冷房し、深夜0時にエアコンをOFFにして眠ると、朝5時ごろには室温28度。暑さで目が覚める程度の断熱性。
 
何故こんな書き方をするかというと、内窓のカタログのように「-40デシベルの遮音性」と書いても感覚的に分からないので。
 
さて、結果はといいますと
防音性、遮音性・・・これは驚くほど改善。水の音は聞こえなくなり、窓際で耳を澄ますとかすかに音が
          分かる程度。雨戸のぶつかる音もコツコツと小さな音がする程度になりました。
 
          
気密性・・・・・・・当たり前ですが、隙間風は無くなりました。
          障子を取り付ける時、レールとゴムがこすれる音がキュッと鳴るぐらい密着してい
          ます。
 
断熱性・・・・・・・不明。真夏になるまで分かりません。
          熱損失係数を計算すると、1割程度改善しています。
          冷房の負荷は減るので省エネ性という意味では期待できると思います。
          しかし、睡眠中の室温上昇を抑え、安眠できるかに関しては、実はあまり期待して
          いません。
 
注意点としては、部屋の窓だけ内窓を付けると廊下の小窓からの音が入って来るので、本当に防音性が上がったのかと疑問に思う場合があるかもしれません。また、外の音が入ってこないと、室内での物音が耳につくので慣れる必要があるかもしれません。当然のこととして、しとしと降る雨音の風流さは無くなります。
 

騙されないための世界経済入門

今回も経済関係本。先週読んだ本と同じ頃に買って放置してました。あ、出版社も同じか。これは要注意かも。(^^;
 
騙されないための世界経済入門
著者:中原圭介
 
先週読んだ本と同じような構成。米国、EU、中国のことを分析している。構成は似ているけど見ている部分が違うので両書を合わせるとパズルのピースがそれなりに埋まるかな、という感じ。
 
『米国がもくろんでいた「金融から環境へ」の流れは頓挫』
『経済の本質では、財政再建を進めれば、景気は悪くなる』
『金融当局というのはプライドが高く、自分たちの方針や見解を修正することにかなり抵抗がある』
『ノーベル賞を利用して「環境経済」を目指した欧州』
先週読んだ本と違い、米国、EUとも中央銀行の政策は失敗していると捉えている。こういう大まかな見方は、なるほどそうかもと思わせる。
 
ただ、長期金利が下がると銀行の収益が下がる。そのためリスクが取れず中小企業への貸し出しを増やせない。結果不景気になる。という説に関してはかなり疑問。長期金利=貸出金利なんて説は初めてみた。それに担保の存在を無視している。本書の中で3回この説が出てくるのですが、こういう細かい部分でどうも信用度を落としている。
 
世界の経済が回復するのは自律回復に任せるしかない、日本に関しては、法人税減税、教育の立て直し、移民の受け入れが必要というのが著者の結論。
 
経済関係の本を何冊か読んできましたけど、子供の頃学校で、英語より経済学を教えてくれればよかったのに、と思うようになりました。エコノミストに騙されないためにね。