遺産分割調停(4)

遺産相続の話は、テレビのワイドショーでよく取り上げられていますね。多くの方は、こういう所から得た情報を知識の基としているのではないでしょうか。ただ、いつの時代の番組を見たかでその知識に違いがあるため、話し合いが成り立たない場合も出てくるのではないでしょうか。
 
例えば今回の様な場合、三人で等分するものだと思い込みがちですが、それは過去の話。現在では寄与分、特別受益というものがあります。詳しくは専門のサイトを見ていただくとして、先ずはそういった知識の共有から始めないといけないということです。
 
ただし、お互いそういう事を知らない場合もありますし、感情的なしこりがある場合にはそんな話に耳も貸してはくれませんよね。それなら第三者の専門家に入ってもらって説明してもらった方が…..調停にそれを期待しています。今のところそこまで進んでいませんのであくまで期待です。
 
さて、寄与分、特別受益の主張には、それを裏付ける資料を用意しなければなりません。当然金額ベースの話になりますので、土地の価格は?介護の費用は?その他もろもろの費用を書面にまとめます。
 
まず、遺産そのものの評価ですが、今回は土地のみです。土地の評価にはいろいろあります。
・公示地価
・路線価
・固定資産評価額
・実勢価格
当然実勢価格での話だろうと考えるわけですが、上三つは簡単に調べられても、これだけは素人には調べられません。今回の土地は特殊な事情があるため、不動産鑑定士に調査を依頼する事にしました。
 
不動産鑑定士の方にお話を伺うと、公示地価から導き出された単価の七掛けが固定資産評価額の単価となるそうです。
そこから単純に計算すると今回の土地の実勢価格は、
1800万円÷0.7=約2570万円
となります。七掛け恐るべし。
 
しかし、前述の通り特殊事情があるため調査依頼し、その結果算出された額は、1200万円となりました。全く違う価格が出たわけですが、こういう事もあるという事です。我々としてはこの額からのスタートと考えることにし、相手方にもそう主張することとしました。
 
再度確認の意味で、この話は実体験の話であり、正しいやり方というわけではありませんので、あしからず。

つづく

 

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