苦役列車

賞をもらった作品は読まないほうなのですが、週一冊の掟のため読んでみました。
 
苦役列車
著者:西村 賢太
 
ヤマもないオチもない。
盛り上がりそうな場面でことごとく盛り下がる。
だから読み終わった後、百両程の列車がたんたんと通り過ぎるのを眺めていたような感じがする。
私小説とはこういうものなのでしょうね。
そうでなきゃ犯罪者になってますか。
エンターテインメントを求めてはいけません。
ただ、五十年後には歴史小説になっているかも。
 
ところで、苦役ってなんだ?
 
文章自体は明治の作家が80年代を書いたような、違和感はあるけど退屈せずに読み切れる。
その点、読む側にとって苦役でなかったのは救い。

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