眠りにつく太陽

地球温暖化
言われ出してもう何年になるのでしょうか。最初は大して興味も無かったのですが、ネットをうろうろしていた時、アル・ゴアの『不都合な真実』に衝撃を受け、それを翻訳出版するために仕事をやめて取り組んだ、この本によって人生が変わった、と言うようなことを翻訳者が書いていたものを読み、どんな事態になっているんだ?と、早速買って読んでみたのです。まぁその結果、これは人類史上最大のペテンだ、という評価を下しました。以来、温暖化は人為起源のCO2が原因だとする説を白眼視するようになってしまいました。私がこういう風になってしまったのは、アル・ゴアと翻訳者のせいです。(^^; 感想を書く私の、この問題に対する姿勢はこういったところです。
 
眠りにつく太陽 −地球は寒冷化する
著者:桜井邦朋
 
この本のサブタイトルを見ると、いかにも温暖化を否定しているように思ってしまいますが、読んでみるとそうではありません。温暖化は太陽が原因だとする説でした。そして、現在の太陽の様子から、寒冷化に向かっていると予想をしているのです。
 
しかし、問題は著者です。この方、1977年に地球は寒冷化するという論文を発表し、見事に外したと言う経歴の持ち主です。そんな事が、1ページ目に書かれているのですから、いきなりずっこけてしまいます。さらに問題なのは、何故外したのか、その反省が書かれていない事です。ですから、この本に書かれている事を本当に信じていいものかどうか…。太陽物理学を50年研究されている学者さんなんですがね。
 
でも読んでみると、さすがに説得力はあります。CO2温暖化説より余程信用できます。温暖化のメカニズムも寒冷化のそれも同じ理論で説明できています。簡単に書くと、太陽の活動が活発であると、地球に到達する宇宙線が減少する。その結果、雲の量が減り、地表に届く太陽光のエネルギーが増え温暖化する。逆に、太陽活動が弱まると地球に到達する宇宙線の量が増加し、雲が増え、太陽光のエネルギーが雲に反射され、寒冷化する。
 
いくつか疑問がある。まず、雲が増えると放射冷却の妨げにはならないのか。影響が無くても触れておいてほしかった。2010年夏の猛暑の原因をシベリアからヨーロッパにわたる砂漠化を原因として挙げているのはちょっと安易に思う。2010年、いきなり砂漠化したわけでもないだろうに…。
 
それはともかく温暖化はそう問題ではないと思う。それよりも寒冷化の方が大問題だ。どうか、もう一度著者の予想が外れてくれますように。祈るような気持ちです。本書の終わりの方で著者自身も外れるかもと弱気な事を言っています。
 
結局、太陽が活発に活動するのか、そうでないか次第ということです。
だから私がこの本にタイトルを付けるとしたら、『気まぐれな太陽』にすると思う。
 

眠りにつく太陽」への6件のフィードバック

  1. ダイ

    なかなか楽しそうな書籍をお読みですね(^-^)
     
    たしか映画、デイアフタートゥモローでは、地球温暖化によって極地の氷が
    溶け、海流の変化によって急速な寒冷化が起るという説でした。
     
    もし、これが本当なら、釣りキチ三平で言われている、イワナの生息の話がウソに
    なります。(どういう説明や〜(@_@))
     
    イワナは元は北極圏近くに居る大型のサケが、氷河期になるに従い、南下して行き
    日本の河川に入り込んだ可能性が高く、歴史が繰り返されて行くうちに
    温暖化して海水温上昇のため、陸封されたとされています。
     
    これが急速な寒冷化を招いていれば、大嘘だという事がわかります。
    どちらかの説がおかしいということになりますが、クニマスの話を20年前に漫画化
    してた釣りキチ三平の勝ですな(^-^)
     
    地球温暖化は、かなり眉唾もの。直接的な原因は、間違いなく太陽。
    太陽の熱が地表を暖めると2期作、2毛作に代表されるように、植物にとっては
    パラダイス。動植物にとっても食料確保にとって嬉しいので温暖化は本来、
    良い事が多いはずなんです。
     
    植物が生い茂りすぎると地熱が下がる。都心部でも緑地公園の近くでは、明らかに
    気温が下がります。
    これが活性化されると寒冷地化する。温暖化が招いて寒冷地化、次にまた温暖化の
    繰り返しの歴史だと思うんですね。
     
    それが昨今は人為的に植物の大量発生を制御してしまった。それだけの事のように
    思います。
    土地の利権、と言う問題さえなければ、誠に良い話なんですけど。
     
    結論。やっぱり人間って、わがまま勝手な生き物ですね。
    と言うことで、便利主義反対。特に日本の電化商品。そこまでやらなあかんか?
    ってなくらい、便利すぎ!ありゃあ、あほになる(^-^)

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  2. 大塚

    温暖期と寒冷期を繰り返している。一般的にはそう考えられているのですが、IPCCはその説を否定しているんです。昔より海面水位が下がったのは、昔は今より温暖でそこから寒冷化したからではなく、海水の重みで海底が地盤沈下したからだと考えているそうです。大阪平野も関東平野もそうして広がったと。こういう事を言うからますます信じられないのですけどね。(^^;
     
    映画のような急激な変化もまた有り得ないと私も思います。娯楽産業はそういう話の方が面白いのでしょうけど、それをメディアが真に受けて、視聴者向けに再宣伝しますから困るんですよね。
     
    経済の話になってしまいますが、GDPって付加価値なんです。電化製品がどんどん便利になるのは付加価値の増加なんで止まらない。便利さを削ると、それはGDPも削る事に…。言い方を変えると、使わない便利機能は無駄。無駄も削ると同じくGDPも削る事に…。これは便利バブルということかもしれませんが(^^;
     

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  3. ダイ

    なんともうそ臭い説ですなあ(^-^)
    ただ、島根県にある宍道湖。水深5mほどしかないフラットな湖ですが
    これは地盤沈下によって出来たと聞いた事があります。
    今から3000年ほど前、地盤沈下がいたる所に急激に起った??(^-^)
     
    貝塚が海面後退を示している根拠となっていますが、あれってそれ以降は何故
    出てこないんでしょうね。
    たとえ海岸線が下がっていったとしても、急に貝を食べなくなった訳でもなく、
    どこかに捨てていたんじゃないか?と思うんですけど。
    急激に人口減少でも起こしたんでしょうか?
     
    GDPの件、わかったような、わからんような・・・(@_@)
    まあ、確かに、まわり観てもおっしゃるとおりですので、進むべき方向へ
    着々と進んでいると言う事ですね。
    でもなんだかなあ〜。

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  4. 大塚

    そうでしょ、なんともへんてこな説ですよね。
    そのさらに前は地盤沈下してないんかと(~_~;
     
    貝塚ってその後も出てませんか?モースが見つけた大森貝塚は大田区ですからかなり海に近いのではと。
    ただ、寒冷化と火山爆発で人口は激減していたそうです。
    あと、大阪南部の貝塚市は貝塚が出ないそうです。(^^

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  5. ダイ

    そ。そうなんですか?(@_@)
     
    貝塚って貝塚の親玉だとばかり思ってました(@_@)
     

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  6. 大塚

    これは貝塚市教育委員会の埋蔵文化財担当から聞きましたから確かです。
    現場に居合わせた人みんな驚いてました(^^

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