漢字逍遥

10年ぐらい前かなぁもっと前かな。NHKの番組に『人間大学』というのがありまして、その中に『生きている古代文字・漢字』というサブタイトルが付いた講座がありました。なにげに見ていると漢字の意味の話が始まり、それはこんな感じの話でした。「『儲』かるという字は『人』の『言』うこと『信』じる『者』と書くでしょう。などと言うのは詐欺師の言葉です。漢字の意味を考える時、偏や旁を二度使うというのはありません。」。話に引き込まれ、それでそれで、本当はどういう意味?と画面を食入るように見ていると、そこには触れず次の話題に移ったものだから「放置かい!」と画面に突っ込みを入れたのを覚えています。その時の講師が今週読んだ本の著者です。
 
漢字逍遥
著者:阿辻哲次
 
読み方は、かんじしょうよう、だそうです。この本、出版は去年の今頃でした。アマゾンの欲しいものリストに入れたまま忘れてた。ふっふっふっ。放置し返してやった。(^^
 
パラパラめくると、目次として漢字一字にページ数が書かれているのが目に飛び込んできた。あぁそういうことか、一字ずつ解説しているのか、とすぐ分かったので、早速あの文字を探してみた。儲かる、儲かる、儲かる、儲かるはどこかな〜ぁ。
 
う〜ん、こう書くとまるで金の亡者みたいですけど、決してそんな事はありません。(~_~;
 
おっ、あったあった。早速ページをめくり読んでみる。え…ふんふん。テレビで言ってたのと同じ事が書いてあるな。その続きは何かと読み進めてみると。この字は会意(意味を合わせて作られた漢字)ではなく、形声(意味を表す字と音を表す字を組み合わせた字)という事だった。つまり『人』と言う字と『諸』という発音の組み合わせだってことです。なんとつまらない結末。がっくり。
 
さて、それはそうと、この本は、100の漢字について、その由来とそれにちなんだエッセイから出来ています。ほーっ、へ〜っとは思っても声をあげて笑えるような本ではありません。そして、読んでしまうと他人から嫌われるかもしれません。なぜって?それは、きっと薀蓄を語ってしまうからです。
 

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