本当は危ない『論語』

『論語』は劇薬なり−に惹かれて読んでみました。
 
本当は危ない『論語』
著者:加藤徹
 
四章構成で、二章までは論語や孔子に興味のある人なら知っている話がほとんど。三章の素読の際の擬音感で印象が変わるという考えや、句読点の位置で意味が変わるという考えも「そうだろうな」と思う程度。ちょっと退屈で、なかなか引き込まれないのでここまで読むのに二週間もかかってしまった(^^;
 
ただ、四章には入ると面白くなってきた。『儒教』と『儒学』の違い。大塩平八郎も吉田松陰も幕末の志士たちも西郷隆盛も『儒教』の毒の部分が現れているというのには考えさせられた。文字にそんな威力があるのかと。人を過激な行動に走らせる何かがあるのかと。
 
それが何なのかは読み取れなかった。儒教によって繋がった志縁集団といわれても、なかなか理解できない。更に踏み込んでカルト集団に近いといわれても、彼らがカルト集団とは認めたくない。でも、歴史上の出来事を見ればかなり説得力がある話で、認めざるを得ないと思わされた。
 

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