大人のための新オーディオ鑑賞術

恐らく40代以上の人ならオーディオコンポ、ミニコンポ、ラジカセのどれかを持っていたのではないでしょうか。私の場合、オーディオコンポで揃えました。まぁ貧乏でしたからローエンドモデルですけど。当時を振り返ってみると、みんなお金が無くてもあれこれ買って楽しんでたような気がします。今だと携帯音楽プレイヤーぐらいなんでしょうかね。便利な半面ちょっとさびしい気もします。
 
大人のための新オーディオ鑑賞術 −デジタルとアナログを両立させた新発想
著者:たくき よしみつ
 
この本を買ってから1年間、机に積みっぱなしでした。ようやく読むことに、と言うか読む物が無くなったからなんですが(^^;
 
1年かぁ〜。発行は1年半前だし、ちょっと情報も古いんじゃないかなぁと思いつつ読み始めました。8章から構成されているのですが、読み進めていくうちに「これは失敗かもしれない。感想も書きようがない。」という気がしました。なにせ読めども読めども最近の音楽事情や圧縮方式の理屈、携帯音楽プレイヤーの現状の話ばかり。途中で睡魔に襲われながらようやく7章まで来たところから俄然面白くなった(オーディオ好きにとってはという意味で)。
 
簡単にまとめると
1.マイクとスピーカーは今でもアナログ。
2.パソコンで音楽データをロスレス圧縮で管理する。だからCDプレイヤーは不要。ソフトはフリーで十分。
3.要はD/Aコンバーター。1〜2万円のものでも十分な性能。
4.手持ちのプリメインアンプとスピーカーを使える。ヤフオクで売り買いして納得のいくものを安価に揃えられる。
 
昔に比べたらなんとシンプルな。と感動したけれど、ちょっと待てよ。これって当たり前やん。パソコン、アンプ、スピーカーを繋ぐ。今もそうしているなぁ。ただ、D/Aコンバーターか。サウンドカードの音は悪いという前提で書いてあるけど、どうかな。
 
そこで、手持ちのもので聴き比べてみた。
オンボードのHDオーディオRealtek ALC889A(2年前の製品)
グラフィックのHDオーディオRadeon HD4350(1年前の製品)
外付けONKYO SE-U33GX(5年前の製品)
 
年代もバラバラですけど、分かるほどの違いは無かった。ノイズが乗る事もなく、楽器もはっきり区別できるし、「聞こえなかったものが聞こえた」なんて事もない。ですから私にはオンボードのHDオーディオで十分です。むしろ手持ちのプリメインアンプが雑音を拾っている。
 
では、最新のアンプはどうなっているのだと調べてみると、D/Aコンバーターを搭載したプリメインアンプが5万円も出せばある。評価も高そうなので、これは一度聞いてみたいなぁと思わせられた。
 
この本は、読み始めはつまらなかったけど、読み進めればその話が必要なのが分かる。終盤は分かっていることを再認識させ、読後に昔のオーディオ熱を呼び覚まさせる。そんな一冊でした。
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください